はりとおキュウの話


作成日:2015年6月22日
大分類:介護予防の鍼灸
小分類:サルコペニア(筋減弱症)、鍼灸治療
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|サルコペニア(筋減弱症)の鍼灸治療 

◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
www.tawa-shinkyuin.com/

サルコペニア(筋減弱症)は
 
 高齢になるに従って 
 手足の筋肉の量や。
 
 機能が
 減少していく状態を言います。


1989年にRosenbergによって
 
加齢による筋肉量減少を
意味する言葉として提唱され。


◆サルコは肉・筋肉

◆ペニアは減少・消失

を意味するギリシャ語です。


人間の筋力は
25~30歳くらいが
最も筋力がある時期とされていますが。

その後は徐々に低下し
50~60歳以降は
筋力の低下がより進行します。
 

筋肉を鍛えていないと
30代を境にして
筋肉の細胞は徐々に減っていき。

次第に
体を支えられなくなっていきます。


サルコペニアのような状態が

高齢者の転倒・骨折を引き起こす
原因の一つとして考えられています。


サルコペニアは

◆筋肉量の低下に

◆筋力の低下または身体能力の低下の
 いずれかが合わさったものが
 サルコペニアとされています。

サルコペニアを判定する指標の中で
身近にできる簡便な指標を紹介します。


まず第一に握力が挙げられます。

  日常生活に

何らかの支障をきたす
リスクが高くなる握力の値は。

   男性で25 kg。

   女性で20 kg

以下であると推定されています。


二番目には歩行速度が挙げられています。

  0.8 m/sec 以下が
異常とされていますが。
 
0.8 m/sec 以下の歩行速度で。

日常生活に障害のない高齢者は
ほとんど存在しないと言われています。


日本人で
要支援の状態を判定するためには。

歩行速度1.0 m/sec 以下を。
採用した方が
よいのではないかと書かれています。
  

ちなみに
歩行速度の目安としては

横断歩道の青信号は
歩行速度1.0 m/secで
渡りきれるように設計されているそうで。


短めの青信号で
横断歩道を渡りきれないような方は。

歩行速度0.8 m/sec以下の
可能性があると書かれています。

また

若者の横断歩道の平均歩行速度は
高齢者の
倍の速度で歩行していると言われており。
  
若者が渡りきった時に 
高齢者が
横断歩道の中央に達しているかどうかで。

歩行速度が判断できると言われています。


原因

原因には

一次性サルコペニア

・加齢のみが原因の場合。
(本来のサルコペニアを指しています)

・明確な原因はわかってはいませんが

  加齢に伴う慢性炎症
  ホルモンの低下

  運動神経の変化
  インスリン抵抗性

 などが言われています。


二次性サルコペニア

・日常の活動に関連。

 極端な運動不足

   長期の寝たきりなどによって
   廃用性筋萎縮のような
   状態になった時に起こります。
   
  ただし
  
  廃用症候群の約9割には
  低栄養も
  合わさって起こっているようです。


・栄養に関連。

  手足の筋肉の重さは
  筋肉の
  タンパク質の量が関係しています。
 

  高齢者では
  筋肉内での
  タンパク質を合成する量が。
  
  分解する量を
  下回る状態になることが原因と考えられます。
 
  その他

  日々の栄養状態や
  蛋白質の摂取不足。

  神経性食思不振症や
  不適切な栄養管理によって生じます。

・疾患に関連

  重症臓器不全
 (心臓,肺,肝臓,腎臓,脳)
 
  炎症性疾患

  悪性腫瘍や内分泌疾患

   
予防法

有酸素運動と
 無酸素運動を
 組み合わせて行いましょう。


  サルコペニアの予防する運動で
  気お付けなければいけないことは。

  無理な運動は
  危険を伴うことがありますので。

   ①自己に合った運動を選択する。
  
   ②一回の時間を短くして回数を多くする

   ①・②のことを行えば効果が得られるとされています。

   また、全身運動を行った方が良いそうです。


  運動を行う環境は

   自宅や屋内などで。
  
   楽しく
   毎日気楽にできる運動を行うよう。

   工夫をすることが
   大事だと言われています。
   
     (継続は力なりです。)


有酸素運動

 ウォーキングやジョギング

  エアロビクス

  サイクリングなどがこれにあたります。
 

  酸素を使って
  脂肪を燃焼させて
  エネルギーを作り出すことから。

  有酸素運動と呼んでいます。


 この運動では
 筋肉の量は増えないとされていますが。
 
 持久力が付いた
 疲れにくい身体になりますので。
 
 日々の活動量の増加につながり。

 次の項目に書いてある 
 無酸素運動を
 しやすくすることにもなります。


無酸素運動

  短距離走競技や  
  バーベルなどを使った。

  筋力トレーニング。
  

  ブリッジ・横向き(側臥位)や
  うつ伏せ(腹臥位)になって
  足を上げ下げする運動などが有ります。


 この運動では

  酸素を使わずに
  エネルギーを作り出していることから。

  無酸素運動と呼んでいます。


 無酸素運動は

  筋肉の量に
  直接関係すると言われています。
  

  しかし、運動がきついと
  筋肉を傷めたり。

  血圧があがったりすることが
  ありますので十分に注意してください。
  

  筋力トレーニングをする前後には  
  必ずストレッチなどの
  準備体操をしましょう。