はりとおキュウの話


作成日:2020年7月4日更新
大分類:低血圧 体調不良 鍼灸治療
小分類:低血圧 立ちくらみ ふらつき 鍼灸治療 
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|低血圧 立ちくらみ ふらつき 鍼灸治療 

◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
www.tawa-shinkyuin.com/

当院の
低血圧の鍼灸治療は。

■朝の倦怠感や
 気だるさ
■立ちくらみ
■起立時に“ドキドキする”
■食欲不振・胃のムカつき

などの症状に対して
治療を行うことで。

血圧調節の改善が
充分期待できる
治療法です。


まずは低血圧のお話です。

低血圧①・・・低血圧の話。

低血圧には
高血圧のような
詳細な基準は示されてはいませんが。


収縮期血圧が100~110mmHg以下を
低血圧といっています。


低血圧の分類


①本態性低血圧

 原因となる病気が特定出来ないのに
 いつでも血圧が低い場合で。

 健康で無症状の人もいますが。

 めまいや立ちくらみ
 全身倦怠感など。

 いくつもの症状が有る場合に
 治療の対象になります。


②起立性低血圧

起立性低血圧は。

臥位や坐位時には
血圧は正常なのですが。

急にからだを起こしたり。

起立した時に
血圧が下がり。

めまいや
立ちくらみなどを起こします。
(とにかく、起立時に起こる低血圧です。)

臥位時の最高血圧よりも
起立時の最高血圧が
20mmHg以上低い時。

 原因となる病気がない場合を
 本態性起立性低血圧といい。

 原因となる病気がある場合を
 症候性起立性低血圧としています。


③症候性低血圧(二次性低血圧)

何らかの疾患が原因で
血圧が低くなっているものを。
症候性低血圧(二次性低血圧)と言います。


■起立性調節障害

思春期の
急激な身体発育に対して。

自律神経機能の
アンバランスが原因で。

起立時の
血圧調節が
うまくいかなくなったものに。

起立性調節障害
(orthostatic dysregulation:OD)があります。

(成人でも起こる可能性は有るとされています。)

起立性調節障害では。

起立時に
血圧低下を起こすタイプや。

血圧低下はないが
頻脈が起こるタイプ
などがあります。

すべてが
低血圧を
起こすわけではありません。

■起立性調節障害の定義

起立性調節障害は

①ODの4つのサブタイプに該当する。

②以下のOD症状の内で

「11項目のうち3項目以上」
  の症状が有る。

この2つの条件が
整った時に診断されます。


OD症状
1.立ちくらみやめまい

2.起立時の気分不良や失神

3.入浴時や嫌なことで
 気分不良

4.動悸や息切れ

5.朝なかなか起きられず
 午前中調子が悪い

6.顔色が青白い

7.食欲不振

8.腹痛

9.倦怠感

10.頭痛

11.乗り物酔い


・なぜおこる?

起立性調節障害が
起こるメカニズムとしては。


●静脈還流量高・低圧系の圧受容
●交感神経、迷走神経の機能異常
●延髄孤束核

などの一連の循環機能に
異常が起こっていると
言われており。


その結果として
色々な臨床症状を
起こしてみたり。

血圧や心拍に
異常を生じさせます。