はりとおキュウの話
作成日:2022年3月18日更新
大分類:低血圧 体調不良 鍼灸治療
小分類:鍼灸治療 低血圧 たちくらみ ふらつき
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|立ちくらみ ふらつき 低血圧 起立性調節障害
◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
www.tawa-shinkyuin.com/
低血圧②・・・低血圧の話。
(起立性調節障害のサブタイプです。)
起立性調節障害の4つのサブタイプです。
・起立直後性低血圧
instantaneous orthostatic hypotension
(INOH:アイノーと呼ばれています。)
起立直後に
一過性の顕著な血圧低下。
同時に
著明な立ちくらみや
全身倦怠感を訴えます。
検査前の血圧に回復する時間が
25秒以上であれば。
アイノーと診断されます。
軽症型と重症型があり。
起立時の血圧低下がきつく。
収縮期血圧が
15%以上低下したままであれば。
重症型と診断されます。
・体位性頻脈症候群
postural tachycardia syndrome
(POTS:ポッツと呼ばれています。)
起立時の著しい脈拍の増加を認めます。
その他
ふらつき、 倦怠感、頭痛などの症状を感じますが。
起立姿勢に変えた時の
血圧の低下は起こらないタイプです。
起立時の心拍数が115以上か
起立中の平均心拍増加が35以上あれば
体位性頻脈症候群と診断されます。
・神経調節性失神
朝礼の時に、気分が悪くなるタイプです。
前駆症状として
顔面蒼白、冷や汗、徐脈などを認めることが多く。
長時間の立位や坐位あるいは、痛み刺激。
精神的・肉体的ストレス。
人混みの中や閉鎖空間。
などが誘引になって
発症することが多いとされています。
起立直後性低血圧や
体位性頻脈症候群でも
神経調節性失神が起こります。
・遷延性起立性低血圧。
起立直後の血圧反応は正常ですが。
起立数分以後に血圧が徐々に下降し。
収縮期血圧が15%以上。
または
20mmHg以上低下します。
動悸や冷や汗
気分不介などの症状が現れます。
頻度は余り多くありません。
近年
新しいサブタイプが2つ報告されています。
・過剰反応(Hyper response)型
・脳血流低下型
この2つは
起立性調節障害の
15%を占めるとされていますが。
新起立試験では
見分けることができないので。
非侵襲連続血圧測定装置(フィナプレス)や
脳の血流動態が計測できる
近赤外分光計を使う必要があります。