はりとおキュウの話


作成日:2020年5月24日更新
大分類:代謝性疾患 糖尿病 鍼灸治療
小分類:鍼灸治療 糖尿病 糖尿病性神経障害 慢性痛 神経痛
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|糖尿病 神経痛 神経障害 手足 シビレ 痛み 慢性痛 

◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
www.tawa-shinkyuin.com/

鍼灸;糖尿病②・・・糖尿病性神経障害。

日本における糖尿病の患者数は

2010 年の推計値では
1,080 万人と言われています。


糖尿病の主な三大合併症として

◆糖尿病性神経障害

◆糖尿病性網膜症

◆糖尿病性腎症

が知られています。


その中でも

末梢神経障害は
最も早期に発症する
合併症で。


年単位で
緩徐に
進行してくものと言われ。

しっかりとした
血糖値のコントロールが
必要です。

当院では
◆単一性神経障害。
◆痛み・痛覚過敏・感覚鈍麻
◆起立性低血圧・消化管障害
◆排尿障害
などの各々の神経障害を
正確に判断して。

鍼灸治療を行うことで
症状を軽減をめざしております。


糖尿病性神経障害の
原因は

★糖代謝異常

★末梢循環障害

★酸欠

★炎症性機序

などの多因子が
関連していると
言われています。

特に
糖尿病神経障害では。

末梢神経を
栄養している。

血液循環の
低下が。

一番の原因と
されています。


糖尿病性神経障害は。

主に
自律神経障害を含む
末梢神経障害ですが。

認知症や
脳血管障害などの。

中枢神経障害の
重要性も
指摘されています。

鍼灸治療を
行うことによって。

傷んだ
末梢神経の。

血液循環を
良くすることで。

症状の軽減が
出来ます。

次に
各々の神経障害ですが。

●単一性神経障害

一つの神経が
障害されたもので。

糖尿病患者では多く。

★正中神経障害を来す
手根管症候群。

  手首を
  曲げた時に。

  手のひらに
  しびれを感じます。

★肘部管症候群(尺骨神経)
  
  肘の
  内側から。

  小指にかけての
  しびれを感じます。
 
★腓骨神経障害
  
  足の甲に
  しびれを感じます。
 
などの 
絞扼性神経障害
と言われている。

神経障害が
起こることが
多いとされています。

糖尿病患者で。

上肢に
感覚障害が
初発するときは。

これらの
単神経麻痺が
考えられます。


このような
絞扼神経障害に
対しては。

鍼灸治療は
有効な治療法に
なります。


頻度は少ないと
されていますが。

「物が二重に見える」

「まぶたが下がる」

などの
症状がみられる
動眼神経麻痺や。

その他の
脳神経障害として

★外転神経
★滑車神経
★顔面神経

が起こることも
有ります。


●感覚神経障害

正座時に
しびれた時のような
感じや。

電気が走った
時のような。

感覚を認めることが
あります。


その他に
一枚皮が
貼ってあるような感じ。

蟻がはうような感じと
訴える時も
あります。


●疼痛

とにかく
強い痛みを
訴えることが多く。


動いている時よりも
夜中に痛みが
きつくなることが多く。


睡眠障害や
うつ状態に
陥ることもあります。


●痛覚過敏

痛覚が
過敏になっており。

わずかな刺激で
痛みを感じる
状態です。


これらの
刺激症状は。

非常に
煩わしいものですが。


血糖コントロールによって
症状の軽減が
図れるとされていますし。

鍼灸治療を行うことで
より一層の効果が
期待できます。

ここからは
神経障害が進んだ。

★感覚鈍麻と。

★筋萎縮のお話です。


●感覚鈍麻
 
感覚神経の
障害が進んだ状態と
思って下さい。


感覚が鈍くなり
ある程度進行すると。


割れたガラスを
踏んだり。

ヤケドをしても
気が付かないときも
ありますし。

心筋梗塞を起こした時に
胸痛を感じない。

“無痛性心筋梗塞”
を起こす事もあります。


●筋萎縮
(重篤な部類に入ると思います。)

発症時は

大腿筋力低下と
膝蓋腱反射消失を認め。

アキルス腱反射は
正常でも。

しばらくすると
遠位筋にも拡がり。
(肘から先、膝から先の筋肉です)

さらに
両側の同じ所起こる
筋力低下。

深部反射の減弱・消失を
認めるようになります。
 

筋力低下による
運動障害は重篤で。

半数が
車椅子を
必要とするようになり。


大部分の方は
なんらかの
装具・補助具が
必要になります。

鍼灸治療では
数ヶ月程度の
治療期間が
必要になることが
多いですが。

感覚鈍麻や
筋萎縮の改善は
望めます。


●自律神経障害

・起立性低血圧

 姿勢の変化に伴う
 血圧の調節機構が 
 障害されているために
 起こります。

 立ちくらみや
 めまいを伴います。

・発汗異常

 発汗量の減少は
 低血糖になった時の
 重要なサインの一つです。
 
 手や足の
「ひび割れ」
「あかぎれ」を生じ。

 感染を
 起こしやすくなります。

血圧調節や
発汗障害対して
鍼灸治療は有効です。

●消化器症状

 腸管運動の減少によって
 いつまでも消化されない
 胃無力症や。

 便秘や下痢を
 交互に繰り返す
 などの症状が見られます。


●排尿障害

 膀胱の収縮力の
 低下による排尿困難や。
 
 感覚神経障害の
 進行が原因で。
 
 尿意を
 感じにくくなり。
 
 排尿回数が
 減少します。

当鍼灸院では
排尿障害に有効な
鍼刺激によって
症状の軽減を
目指しております。

●その他

・無自覚性低血糖。

 本来
 血糖値が
 下がった時に現れる
 自覚症状を感じずに。

 急激に
 重篤な意識障害を
 起こしてしまうことが
 有ります。


 原因は以下のようなことが
 考えられています。


1)インスリンに
  対向するホルモンとして。

  血糖値を
  上昇に向かわせる。

   グルカゴンやアドレナリンの
   分泌障害が起こって
   血糖値が上昇しない。

2)血糖値が下降した時に現れる
  交感神経の反応が
  鈍くなることで。

   発汗、ふるえ、動悸、不安感等の
   警告症状が出現しにくくなる。

3)インスリン療法で
  低血糖を日常的に
  経験することで。

   徐々に低血糖症状が現れる。

   閾値が下がってしまう。