はりとおキュウの話


作成日:2021年2月4日更新
大分類:体調不良 鍼灸治療
小分類:鍼灸治療 不眠症 睡眠障害
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|不眠症 睡眠障害 睡眠不足 鍼灸治療 

◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
www.tawa-shinkyuin.com/

鍼灸:不眠、睡眠障害
体調不良には鍼灸治療です。


2014.11.14に
アメリカのABCニュースで

不眠症には鍼灸を試してみては
「When Beauty Sleep’s
Elusive, Try Acupuncture」

として不眠症への
鍼灸治療について
紹介されています。

睡眠不足で悩んでいる
人は、アメリカでも
数百万人以上いるそうで。

不眠症に悩んでいる人は
鍼灸治療をやると
睡眠が改善する場合が
多いとのことです。

 睡眠は

 人間にとって 
 健康を維持するためにたいへん重要で。
 

 疲労を回復させたり
 免疫機能を改善させる役割も有ります。

 
 身体を健康に保つための睡眠を取ることは
 活力ある日常生活につながります。

 
 睡眠障害イコール不眠症と思いがちですが。

 不眠症は睡眠障害に含まれる一系統で。

 何らかの障害によって
 睡眠が妨げられている状態全般を。

 睡眠障害と言っています。


 ですから、睡眠障害の範疇に入るものには。

 ●昼間に眠くてしかたない。
 
 ●睡眠中に起こる異常な運動や行動。

 ●寝る時間帯がずれて戻せない状態。

      など
 
多くの病能が含まれています。


 また、いくつかの要素が
 重なって起こってくることも有ります。


 このような状態が
 少なくとも1カ月以上続いている時には

 何らかの睡眠障害を考えることになります。


 睡眠障害で悩んでおられる方の頻度ですが。

 おおむね20%前後の方が
 睡眠時間に不満を持ち。

 
睡眠が原因と思われる体調の不良を訴えています。


 このように

 睡眠障害は日常生活に支障をきたし。

 生活習慣病や
 うつ病などに罹患することが有りますので。

 
 睡眠障害の原因を的確に判断して
 適切に対処することが重要です。


 よく用いられている不眠や睡眠障害のフローチャートです。


生活習慣に問題がある(はい)→環境因子による不眠
(いいえ)
 ↓
身体疾患で睡眠が妨げられる
(疼痛、掻痒)(はい)→身体因子による不眠
(いいえ)
 ↓
睡眠障害を起こす事がある薬剤を服用(はい)→薬剤性不眠
(いいえ)
 ↓
頻回の途中覚醒あるいは過眠
睡眠中の窒息感
呼吸停止により中断されるいびき(はい)→睡眠時無呼吸症候群
(いいえ)
 ↓
入眠障害
就床時に下肢の異常感覚を感じて寝れない(はい)→むずむず脚症候群
(いいえ)
 ↓
入眠障害さらに中途覚醒
睡眠時の下肢不随意運動の自覚
睡眠中の体動の増加(はい)→周期性四肢運動障害
(いいえ)
 ↓
夜間に起きている
著しい入眠障害と起床困難(はい)→睡眠相後退症候群
                (いわゆる夜型人間)
(いいえ)
 ↓
中途覚醒、早期覚醒、
抑うつ感、興味喪失(はい)→うつ病
(いいえ)
 ↓
早朝覚醒、夕方からの眠気(はい)→睡眠相前進症候群
                (高齢者の早期覚醒)
(いいえ)
 ↓
中途覚醒
(はい)→中途覚醒型不眠症(いいえ)
 ↓
入眠障害のみ
(はい)→入眠障害型不眠症、精神生理学的不眠


【睡眠障害対処12の指針】
(厚生労働省
 精神・神経疾患研究委託費
 睡眠障害の診断
 ・治療ガイドライン作成とその実証的研究班
 平成13年度研究報告所より)


1.睡眠時間は人それぞれ

 日中の眠気で困らなければ十分

 ・睡眠の長い人、短い人

  季節でも変化、8時間にこだわらない。

 ・歳をとると必要な睡眠時間は短くなる。


2.刺激物を避ける

 眠る前には自分なりのリラックス法

 ・就床前4時間のカフェイン摂取
  就床前1時間の喫煙は避ける。

 ・軽い読書、音楽、ぬるめの入浴
  香り、筋弛緩トレーニング。


3.眠たくなってから床に就く

  就床時刻にこだわりすぎない

 ・眠ろうとする意気込みが
  頭をさえさせ寝つきを悪くする。


4.同じ時刻に毎日起床

 ・早寝早起きでなく
  早起きが早寝に通じるい。

 ・日曜に遅くまで床で過ごすと
  月曜の朝がつらくなる。


5.光の利用でよい睡眠

 ・目が覚めたら日光を取り入れ
  体内時計をスイッチオン。

 ・夜は明るすぎない照明を


6.規則正しい3度の食事

  規則的な運動習慣

 ・朝食は心と体の目覚めに重要
  夜食はごく軽く。

 ・運動習慣は熟睡を促進


7.昼寝をするなら

  15時前の20~30分

 ・長い昼寝はかえってぼんやりのもと

 ・夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響


8.眠りが浅いときは

 むしろ積極的に遅寝・早起きに。

 ・寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る


9.睡眠中の激しいイビキ

 呼吸停止や足のぴくつき
 むずむず感は要注意。

 ・背景に睡眠の病気、専門治療が必要


10.十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に

 ・長時間眠っても日中の眠気で
  仕事・学業に支障がある場合は
  専門医に相談。

 ・車の運転に注意


11.睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと

 ・睡眠薬代わりの寝酒は
  深い睡眠を減らし
  夜中に目覚める原因となる。


12.睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全

 ・一定時刻に服用し就床

 ・アルコールとの併用をしない