はりとおキュウの話
作成日:2021年6月5日更新
大分類:皮膚疾患 鍼灸治療
小分類:鍼灸治療 汗 多汗症 自律神経
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|汗 多汗症 鍼灸治療
◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
www.tawa-shinkyuin.com/
鍼灸治療で
多汗症を改善できます。
是非一度、お電話下さい。
一般的に多汗症とは。
・手掌、足底に温熱や精神的な負荷。
・またはそれらによらずに。
・大量の発汗が起こり。
・日常生活に支障をきたす状態になること。
とされており。
身体全身に起こる
◆全身性多汗症と。
体の特定の部分で発生する
◆局所性多汗症があり。
それぞれの多汗症は
原発性と続発性に細分化されています。
今回は原発性局所多汗症のお話です。
2010年に
日本皮膚科学会でまとめられた
原発性局所多汗症診療ガイドラインでは。
1)最初に症状がでるのが25 歳以下
2)両方の手あるいは
両方の脇に対称性にたくさんの汗をかく
3)寝ている間にはおきない
4)1 週間あるいはに1 回以上症状があること
5)家族にも同じような症状の方がいること
6)多汗によって日常の生活に問題があること
上記の6項目のうち
2項目が当てはまり。
局所的に
◆明らかな過剰な発汗が
原因のないまま
6ヶ月以上認められれば。
原発性局所多汗症の
可能性が高まるとされています。
また、重症度分類では。
①発汗は全く気にならず
日常生活に全く支障がない。
②発汗は我慢できるが
日常生活に時々支障がある。
③発汗は、ほとんど我慢できず
日常生活に頻繁に支障がある。
④発汗は我慢できず
日常生活に支障がある。
の4段階が定められており。
その内の③、④を重症としています。
2009年に
厚生労働省の
研究班が行った疫学調査では。
全人口の5.3%に手の多汗症
2.7%に足
5.7%に脇で
多汗症が起こっていたと報告しています。
また、重症度分類上で
重症に当てはまったのが
0.64%で約80万人。
手術以外の治療法では効果がない
難治性の患者は。
約4.5万人いるとしています。
このような
原発性局所多汗症が
なぜ起こるかについては。
前頭葉
海馬
扁桃核が
責任病巣ではないかとも言われていますが。
はっきりとした解明はされてはいません。
局所多汗症の症状は。
患者に
色々な精神的苦痛を与えてしまいます。
具体的には。
幼少児期や
思春期に主に発症し。
手のひら
や
足底の汗腺
から
多量に発汗する
掌蹠多汗症では
(ガイドラインでは、
手掌多汗症と足蹠:
ソクセキ多汗症に分けています。)。
軽症では
精神的緊張時や
物を持つ時に。
一時的に発汗が
増加する程度ですが。
重症になると。
水滴のように
したたり落ちるほどの
多量の発汗が起起こりますので。
日常での
社会的な苦痛を
感じる機会が増えてきます。
この掌蹠多汗症は
睡眠中に発汗は起こりませんが。
起きている時には発汗が増加したり。
寒冷時や
体感温度が低い時は発汗が少なく。
夏や梅雨の時期などのように。
体感温度が高くなると
発汗量が増加する傾向があります。
他には
脇から緊張や不安などで
多量の発汗をする
腋窩多汗症では。
ワキガ臭のために
精神的な苦痛を感じる人が多いです。