はりとおキュウの話


作成日:2016年10月22日
大分類:膠原病の鍼灸治療
小分類:鍼灸治療、リウマチ性多発筋痛症
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|リウマチ性多発筋痛症の鍼灸治療。 

◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
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鍼灸;リウマチ・・・リウマチ性多発筋痛症

肩、腰周囲の筋肉痛を感じる人の中で
膠原病の一つとされている。

リウマチ性多発筋痛症
になっている場合があります。
(Polymyalgia rheumatica :PMR)


この疾患は
これといった決め手になる検査がないため。

診断は
関節リウマチなどの他の膠原病や。

感染症などを
否定しながら総合的に行われます。

男女比では1対2で女性に多く。

50代から増え始め70代で多発します。


症状
◆全身症状

◆筋肉症状

◆関節症状

が主症状になります。

関節リウマチと違う所は。

血液検査で
◆リウマトイド因子(RF)は陰性です。


関節滑膜に
炎症が及ぶことは少ないといわれてますので。

関節破壊や
変形が起こることもあまりありません。

症状

■全身症状

あまり高くならない発熱、食欲不振、体重減少
全身倦怠感、抑うつ症状などがみられます。


■筋肉症状

両側の肩、くび、腰
臀部、大腿などに痛みやこわばりがでます。


半数以上の人では
肩周囲の症状が最初に現れますが。

筋力低下を起こすことはありません。


肩や上腕の疼痛により
上肢挙上の障害。

大腿部の疼痛により
起立動作が障害されます。


■関節症状

朝の手のこわばりや
関節痛がみられます。

とくに夜間痛が多く。

睡眠時の体動が原因で起こる
痛みのために夜間覚醒がよく起こります。

関節リウマチと異なり
手指関節は侵されにくく。

関節腫脹が起こることは
あまり無いと言われています。


うつ病や五十肩と
間違われることもあるそうです。


検査所見

検査所見としては
炎症(血沈、CRP上昇)を伴いますが。

CPKなどの
筋酵素に異常は認めません。


血中のIL-6(インターロイキン6)の濃度が。

この疾患の状態を現す
良い指標になるとされています。


MRI、または、超音波検査で。
◆肩峰下滑液包炎

◆三角筋下滑液包炎

◆転子滑液包炎
が殆どの症例に認められます。


また欧米では
側頭動脈炎(巨細胞性動脈炎)の
合併が多いそうです(PMRの20%)。


治療

ステロイド薬が著効を示し
比較的少量で済むとされています。


リウマチ性多発筋痛症の診断基準

これまでに
この疾患の診断基準には色々なものがありました。

現在比較的よく使用されている
診断基準には。


PMR研究会の基準(1985)

1.赤沈の亢進(40mm/h以上)

2.両側大腿部筋痛

3.食欲減退・体重減少

4.発熱(37℃以上)

5.全身倦怠感

6.朝のこわばり

7.両側上腕部筋痛

但し、60歳以上を条件とする。

上記7項目中3項目以上を満たすものは
definite PRM と診断する。


2012年アメリカリウマチ学会(通称:ACR)

リウマチ性多発筋痛症
(Polymyalgia rheumatica: PMR)
の診断基準・分類基準

前提条件
◆50歳以上

◆両側の肩の痛み

◆CRPまたは血沈上昇。

項目 超音波検査なし 超音波検査あり

朝のこわばり(45分をこえる) 2 2

殿部痛または動きの制限 1   1

RF陰性、ACPA陰性    2  2

他の部位の関節症状がない 1 1

●三角筋下滑液のう包炎and/or
 二頭筋の腱鞘滑膜炎and/or
 肩甲上腕筋の滑膜炎
     +
●股関節滑膜炎and/or
 転子部の滑液のう包炎=1加点(超音波検査)


●両側の、三角筋下滑液のう包炎or
 二頭筋の腱鞘滑膜炎or
肩甲上腕筋の滑膜炎=1加点(超音波検査)


超音波を用いない場合(6点中)4点以上
超音波を用いる場合(8点中)5点以上でPMRと診断します。