はりとおキュウの話


作成日:2020年7月5日更新
大分類:体調不良 鍼灸治療
小分類:気象病 気圧 痛み むくみ 自律神経 鍼灸治療
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|気象病 天候 体調不良 神経痛 鍼灸治療 

◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
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気象病の鍼灸 ★(新着情報)★

昔から

“雨になると昔のキズが痛む・だるい”

など、天候の変化によって
体調の変化を訴える人がいます。


身体は周囲の温度はもちろん。

気圧や湿度などの
自然環境の影響を常に受けています。

環境が変わっても身体には
体内の状態を
一定に維持しようとする機能が備わっており。

自然環境が変化するたびに
身体の状態を一定に保とうとします。


このような機能は
ホメオスタシス(内部環境)と呼ばれ。

自律神経などがその調整をしていますが。

気圧、温度、湿度のような
自然環境の影響で。

ホメオスタスの調節機能が
障害を受けてしまう場合があります。


これを「気象病」と言っています。

特に気象病でも痛みに関しては。

湿度が低い冬にはリウマチの方の症状は
むしろ軽くなる場合も多いことから。

気圧と湿度の影響力が大きいとされています。


気象病を起こさせる原因としては
次のようなことが言われています。


●気圧の急激な低下と湿度の上昇

気圧が低下すると
体内でヒスタミンが発生すると言われています。

ヒスタミンは、アレルギーや
関節の炎症を起こさせる原因になりますし。

血管を拡張させる作用や。

血管から水分などを周囲の組織に排出させて
血圧を低下させたり、交感神経も刺激します。


また、気圧の低下や湿度の上昇は
体内の水分の循環をさまたげ。

体内に水分が貯まって
組織にむくみを起こしやすくします。

むくんで膨張した体の組織よって
神経が圧迫されて神経痛を起こします。


一方、慢性の気管支喘息を持つ人は
気道がむくんで空気が通りにくくなってしまい。

呼吸に支障をきたしたり、痰が増えたりします。


●自律神経への影響

一般的に、気圧が下がる時には。

体をリラックスさせる
副交感神経が優勢になるため
体が重い、だるいなどと感じることが多く。

気圧の低下によって
よけいに副交感神経が
興奮することで気管支喘息を悪化させます。


●痛み

体内では増加したヒスタミンが原因で。

交感神経が興奮して
血行が悪くなって
痛みを感じやすくさせてしまいますし。

いわゆる疲労物質を蓄積させます。


さらに
痛み刺激が交感神経をよけいに興奮させて。

症状を増悪させてしまう
悪循環が形成されて。

関節痛や
筋肉痛・頭痛を増悪させてしまいます。


頭痛も

交感神経と副交感神経の
緊張状態のアンバランスによる。

血流障害が原因で
起こっていると言われています。


●妊娠中の気象の変化がストレスとなった場合

脳下垂体が反応して
ホルモン分泌に異常をきたし
体調を崩してしまうとされています。