はりとおキュウの話


作成日:2016年3月5日
大分類:臀部、肛門周囲の痛みの鍼灸治療
小分類:鍼灸治療、腰痛症、神経因性骨盤臓器症候群
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|腰痛(神経因性骨盤臓器症候群。)② 

◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
www.tawa-shinkyuin.com/

鍼灸、腰痛:腰、臀部、肛門周囲の痛みを訴える
      ・・・神経因性骨盤臓器症候群。

私達の鍼灸臨床の場でも時折。

腰臀部から肛門周囲の痛みを訴える
患者様を診る機会が有ります。

当鍼灸院では
痛みの原因となっている
神経に対する治療や

その他の色々な症状に対しても
治療を行うことで。

痛みが軽減し
◆夜間の睡眠を妨げる事が減った。
◆職場でも痛みが気になることが無くなった。
◆不快感によるストレスが減った。
などの、ご感想を頂いております。

神経因性骨盤臓器症候群
もしくは
下記に書かれております
症状でお悩みの方は
是非一度、お電話でご相談下さい。

神経因性骨盤臓器症候群のお話です。

熊本市の特定医療法人高野会 高野病院
髙野正博先生が提唱されている。


仙骨神経と
同部位より発した自律神経である
骨盤内臓神経の異常によって起こる。


神経因性骨盤臓器症候群についての話です。
(Neurogenic Intrapelvic Syndrome:NIS)


 2005年当初は
 
 仙骨神経の分枝である
 陰部神経に障害が起こって。
 
 発症していると
 判断されていましたが。
 

 その後 
 骨盤内臓神経も
 同時に障害を受けていることが判明し。
 
 
 現在では病名を
 神経因性骨盤臓器症候群に変更されています。


肛門周囲や会陰部の痛みは。

痔核,裂肛,痔瘻といった
肛門疾患(痔)や

進行癌などの直腸疾患でも感じますが。


それとは別に

肛門の奥に持続する
鈍痛を訴える方がおられるのは
従来より判っていたとのことですが。


その病能については
不明な点が多かったそうです。


そこで高野先生は
上記の症状で
来院された方の直腸内指診時に。


仙骨の左右で
陰部神経に沿って硬結のある圧痛があり。


この圧痛を感じる部位と痛みは
常日頃から悩ませている慢性痛と一致し。


陰部神経ブロックによって。

高率(65%)に
疼痛が消失する
という事実を突き止められました。


また
これらの症状を訴える方の多くには。

直腸肛門痛の他に
 ◆括約不全
 
 ◆排便障害
 
 ◆腹部症状
 
 ◆腰椎症状

 
 といった

複数の症候が高い確率で
合併していることも判明したとのことです。


このような事実から高野先生は。

仙骨神経が
障害された結果として現れる。

◆直腸肛門痛

◆括約不全

◆排便障害

◆腹部症状

を伴う一連の症候群を
当初は
仙骨神経障害症候群と名づけられました。


その後


仙骨神経と
同部位より発した自律神経である。

骨盤内臓神経の
異常も考えられるとして。


病名を
神経因性骨盤臓器症候群(NIS)に
変更されています。
 

神経因性骨盤臓器症候群では
機能的要因や心理的要因が

器質的要因よりも
症状に対して影響しているとされています。


1.肛門痛
 
 ・肛門の鈍い痛みで
  長時間の坐位がつらい。
 
 ・直腸内指診時に仙骨の左右で
  陰部神経に沿って硬結のある圧痛があり。
  
  この圧痛を感じる部位と痛みは 
  常日頃から痛みと一致する。


2.括約不全(便やガスがもれる/下着が汚れる)

 第2~4仙骨神経の障害により
 肛門の運動や感覚が障害されて。

 肛門のしまりが悪くなって
 便やガスが漏れたりするような症状が現れる。


3.排便障害(便が出にくい/便が残った感じがする)

 第2・3・4仙骨から出ている
 骨盤内臓神経の異常が起こると。

 直腸の動きが妨げられ
 排便困難や排尿障害を起こす。


4.腹部症状(腹痛/腹満感)

 ・上記の直腸・肛門の感覚と
  運動の障害のために起こる排便困難によって。

  上方の結腸の収縮に支障をきたして
  腹痛や腹部膨満感を感じるようになる。

 ・これには交感神経の関与も考えられる。


5.腰痛(腰椎の異常からくる、腰痛/下肢のしびれなど症状)

 神経因性骨盤臓器症候群の方には。

 極めて高率に
 腰痛の既往,整形外科受診や
 治療,手術の既往が認められる。