はりとおキュウの話


作成日:2021年11月21日更新
大分類:男性 鍼灸治療 前立腺
小分類:鍼灸治療 腰痛 骨盤痛 慢性骨盤疼痛症候群、慢性前立腺炎
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|腰痛 慢性前立腺炎 骨盤痛 腰がだるい。 

◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
www.tawa-shinkyuin.com/

鍼灸;骨盤内疼痛症候群、慢性前立腺炎
   中年・熟年の男性の・・・腰痛。

当院の鍼灸治療は
身体のバランスを
整える鍼灸治療の他に。

前立腺や性器に分布している
陰部神経を刺激する。

“陰部神経刺針”や。

仙骨部の経穴への施術も
併用して行うことで
良好な
治療効果を上げております。

また、この治療法は
ED(勃起不全)や
性腺機能の改善にも
十分な効果が
見られると思います。


〇おしっこをする時に痛みや
 いやな感じがする。

〇陰嚢と肛門の間に不快感がる。

〇睾丸やペニス(排尿以外の時も)に
 不快感がある。

〇下腹部、恥骨・膀胱の所が
 不快な感がする。

〇腰部・背部、ソケイ部
 大腿内側部、の不快感や疼痛がある。

〇尿道の違和感や持続痛がある。
 
 ○残尿感がある。

 ○オシッコに行く回数が多いと思う。

 ○日常の不快感が有る。

以上のような症状が
さしずめ半分以上
有れば。

骨盤内疼痛症候群の
可能性があります。


鍼灸では
骨盤内疼痛症候群を
起こす原因は。

「湿邪」
 と
「熱邪」
で有ると考えています。

「湿」の特性には
「重い」
「粘性」
があります。

体内で湿は
「重い」という特性から。

下部である膀胱や
足へと移行して

足のむくみや
重だるさを感じさせます。

更に「湿」の
粘性の性質から。

体内に入り込んだ湿は
気血の流れを悪くさせます。

「湿」は油っぽい物や
甘味の過食
過度の飲酒によって
体内で生まれることもあり、
熱を生じさせます。

湿や熱が原因となって
骨盤内疼痛症候群で診られる。

尿意急迫
頻尿
排尿痛

のような症状が起こります。

また、過度のイライラ
やストレスによって。

肝の気の流れを
滞らせてしまった状態を。
「肝気鬱滞」と言い。

この場合も排尿障害をまねきます。
以上のようなことを十分に考慮に入れて
ツボを選択して治療を行っております。

骨盤内疼痛症候群のお話です。

泌尿器科での診察が必要になりますが。

骨盤内疼痛症候群とは
前立腺炎の一種で。

慢性前立腺炎の範疇に入っています。


直腸診や尿検査で
細菌や白血球の有無を調べて。

◆白血球数の増加を認め。

◆細菌を認めるときは
 
 慢性細菌性前立腺炎
 (NHIの前立腺炎のカテゴリー2)
 と診断します。


慢性非細菌性前立腺炎
(NHIの前立腺炎のカテゴリー3)

 白血球数の増加は認めるが
 細菌を認めない場合は。
 
 慢性非細菌性前立腺炎の
 炎症性または。

 炎症性慢性骨盤内疼痛症候群と診断します。


 白血球も細菌も認めない場合は。

 慢性非細菌性前立腺炎の
 非炎症性または。

 非炎症性慢性骨盤内疼痛症候群と診断します。


原因  

慢性細菌性前立腺

 原因となる菌では大腸菌が多いですが。
 他の細菌が検出されることがあります。


炎症性、非炎症性慢性骨盤内疼痛症候群

原因には色々有りますので
泌尿器科での診察が必要になりますが。

炎症性の時はクラミジアや
マイコプラズマが原因になることもあります。

最も多い原因はストレスと考えられています。

 ・職業年齢に当たる男性は
  肉体的・精神的ストレスが多く。

 
 ・この疾患の危険因子の影響にさらされて
  生活していると言えます。

 
 ・自動車の運転や長時間のデスクワークなどで。

  骨盤内の血流のうっ滞に加えて
  精神的ストレスが大きく関係しています。

 ・その他
  
  男性更年期障害も原因のひとつと考えられます。


治療  
慢性細菌性前立腺炎

 薬物療法が中心になります。


炎症性慢性骨盤内疼痛症候群

 細菌性の可能性もあることから
 薬物療法がまず行われます。


非炎症性慢性骨盤内疼痛症候群

・筋弛緩薬や、温座浴などの
 温熱治療、漢方薬が用いられます。
 
・生活指導だけを行い
 投薬せずに経過観察をする場合もあります。

・中には日常の不安感を軽減させる目的で。

 精神科医と連携した
 治療も必要になってくる場合があります。

・炎症性・非炎症性慢性骨盤内疼痛症候群の
 症状が軽減するには
 長い時間を必要とし

 次々に医療機関を変えて 
 受診を繰り返す人もいるとされています。


日常生活での一般的注意事項  

悪化因子

 緊張、過労、長期座位、飲酒。

 刺激物の多量摂取、冷え、熱い風呂。

 長時間の坐位による
 慢性的な骨盤底への物理的刺激などがあげられます。

 これらを意識的に回避するだけで
 自覚症状はかなり改善します。

改善因子

 水分の摂取に心がける。

 温浴(ゆったりとした気分で)。
 
 軽い運動
  
  特にウォーキングは
  下肢の血液循環を良くしますので推奨されています。