はりとおキュウの話


作成日:2021年6月17日更新
大分類:腹部の鍼灸治療
小分類:鍼灸院 治療法 下痢 胃腸障害 ストレス 自律神経
タイトル:京田辺市たわ鍼灸院|下痢 治療法 鍼灸 

◆京都府・京田辺市の“たわ鍼灸院”です。◆
(TEL:0774-65-2040)
www.tawa-shinkyuin.com/

鍼灸での下痢の話です。

たわ鍼灸院では
下痢の治療を行う時は。

便の状態や
その他の症状も
突き合わせて
治療穴を決めます。

例えば
胃腸の弱い人に見られる
慢性の下痢や。

ストレスの関与が
多分に疑われる
過敏性腸症候群は。

個人個人の体質や
身体の状況をよく見て
から治療します。


下痢の色々

①冷たい飲食物の
 取りすぎなどで起こる下痢。

生ものや
冷たいものが
原因になったり。

雨に打たれて
身体を冷やして下痢になる場合です。

症状としては
冷たいものを口にすると
直ぐに下痢になったり。

水様便に加え
吐き気
手足や全身が重くだるい。

頭がすっきりしない
むくむ。

腹部を温めると楽になり
冷やすと
これらの症状は悪化する。

といった症状が現れます。

この場合は
腹部の温灸が良く効きます。


②暴飲暴食をする。
 
 味の濃いものや
 油ものを摂りすぎによる下痢。

これは
上記のことが原因で。

胃腸の機能低下を招いて
起こる下痢になります。

腐酸臭がする
水様の下痢。

張ったような痛みを
みぞうちに感じますが。

排便後は軽減します。

げっぷ、や吐き気も感じます。

この場合は
胃腸の運動のリズムを整えます。


③胃腸が弱く
 すぐに下痢をしてしまう。

ふだんから
下痢を起こしやすく。

疲れやすい、食後に眠くなる
顔がむくみやすい。

排便時の腹痛は
ほとんどないか
あっても軽度です。

便は
出始めは形があっても
あとは下痢になります。


④心配症や
 疲労や過労などのために
 下痢となる。

下痢を繰り返す
疲労時に下痢は悪化する。

不眠、動悸
健忘や夢を
多く見るようになったり。

疲労感、無力感
元気がない
話すのがおっくうになる。

食欲不振。
お腹が垂れ下がったような
感じがします。


⑤高齢者や冷え性の人の下痢。

高齢者や
冷え性の人に多いのは。

食べ物を消化・吸収する
エネルギーが
不足して起こる下痢です。

身体を冷やしたり
冷たいものの飲食により
下痢は悪化する。

寒がる。
下腹部に冷感を伴う腹痛

浮腫、腰や膝がだるい
顔色が白い
倦怠無力感、食欲不振など。


⑥精神的な問題から起こる下痢。

電車に乗るときや
試験前や
精神的な問題が誘引となって。

反復性の
下痢が起こる場合があります。

過敏性腸症候群の
症状の多くもこれにあたります。

腸の動きが不安定になり
下腹部がゴロゴロ鳴る
お腹が張る。

下痢と便秘をくり返す。

お腹が張った感じや
両脇がすっきりしない。

などと言った
不快感が起きたり。

イライラや
怒りっぽくなったりもします。

緊張やストレス・イライラで
症状は増悪します。

便秘と下痢が
混在するところにあります。


⑦長期にわたって
 ストレスを感じたり。

 精神的な抑欝を受けたり
 突然強いストレスを
 受けることにより
 下痢がおこる。

症状としては
便意を急に感じる。

胸肋部の
張ったような感じがする。

あるいは
張ったような痛み。

気持ちが沈み込む
あるいは、易怒。

ため息が多い
食欲不振、疲労感
無力感など。